★メインキャラクター
ミリー	１２才の少女。魔法使いとして自立する修行のため、島にやってきた。 里親として、宿屋の夫婦宅の屋根裏に住んでいる。 かなりオテンバでおっちょこちょい。好奇心旺盛。 父親はりっぱな魔法使いで、自分もそうなりたいと思っている。
ブングー	ミリーのペット兼お供のリトルドラゴン。 空を飛ぶ。ほとんど「鳥」。オス。 ちょっと火を吐くことも出来るが、まだまだ未熟なため、威力はない。 多少の変身能力があるが、時間制限がある。 ミリーのお供としてナイト気取りで仕えているつもりらしいが、ミリーはペット、友達と思っている。
クロード	居候している宿屋の主人。３０代半ば。温厚な性格。 宿屋は村で唯一の宿屋。
シャリテ ＝フランス語の「博愛」より	宿屋のおかみさん。ミリーにとっては優しいおばさん。 食事など、身の回りの面倒も見てくれている。
メジェル ＝フランス語の 「メジェール（じゃじゃ馬）」 より	宿屋の一人娘。魔法使いに憧れている。 前からお姉さんが欲しいと思っていた。 甘えん坊だが、悪戯っ子でもある。
ロッサ ＝ スペイン語で「ばら」より	ライバル魔法使い。 ちょっと意地悪な女の子。同じ様にこの村に来ている。 ミリーの魔法とは少し違う方法の魔法を使う。（流派が違う） このため、ミリーを敵対視している。 ※ミリーにはそのつもりはないが。
マテーマ ＝ギリシア語で「学問」より	メカ好きの女の子。 科学技術に精通し、科学で物事を解決しようとする娘。 将来は発明家になりたいと思っている。 父親は、発明家の「パイデイ」。
パイデイ ＝ギリシア語で「教養」より	科学者。村一番の物知り博士、発明家。 端から見ていると何を研究しているのか解らないが、有名な人らしい。 娘のマテーマと二人で村はずれの研究所兼屋敷に暮らしている。
レゾンヌ ＝フランス語の 「レゾンヌマン（推理）」より	村の女の子。 なんでも嗅ぎ回る娘。ミリーよりも年下。 将来は探偵になりたいと思っている。
ミルト ＝ドイツ語で「温厚」より	ミリーの父親。プロの魔法使い。 ミリーが１２才の時、「魔法使いになりたい」と言ったため、 修行に出すことにした。 だが、娘のことが心配でたまらない。
ヤース	村長。おっとりとしているが、村人からの信頼は篤い。たいへん人のよい人。 人格者として、尊敬されている。しかし、どこか抜けたところがあって、そこがまた憎めない性格である。 玩具屋を営んでいる。
★ゲストキャラクター
ジム・ゲイツ	村にやって来た「セールスマン」 「ジムステーショナリー」の営業兼社長。（笑） この会社はもとは事務用品などを取り扱っていたらしいが、現在の主力商品は「アミコン」。何か、企んでいるらしい。
ネットコンピュータ 「アミコン」 ＝網＋コンピュータ、 フランス語の 「アミ（友達）」より	アミューズメントコンピュータ。 ゲーム、勉強、お母さんの家事、お父さんの仕事、隣の家の人との会話、井戸端会議、ショッピング、映画、カラオケ、セキュリティ、百科辞典、電子本、テレビ電話、病院の遠隔診察、株の投資、銀行、ピザの宅配注文まで、何でも出来てしまう「現代の魔法の箱｣。 パソコンとゲーム機とインターネット端末とテレビと電話を一緒くたにしたようなもの。 衛星配信のため、島でも使える。パラボラはセールスマンが小屋に立てた。 そこからは各戸に再配信する。
★作品の世界観など
世界観	科学技術は現代とほぼ同じ。 魔法も問題解決の手段として認められており、魔法使いが商売として成立している。 魔法使いは一職業に過ぎない。 ※理屈はともかく、結果が同じなら、手段は問わない。 ソロバンと電卓のようなもの。
ミリーの魔法 について	元々持っている魔法は少なかったが（過去形）、現在では多くの魔法を身につけ実際商売としても、かなり成り立っている。 自力の魔法はあまり効果はないが、妖精と仲良くなるに連れて、その妖精の魔力を引き出すことにより、より大きな力を発揮することが出来る。 もうそろそろ、師匠（父親のミルト）から、一人前になるための最終試験が知らさせる頃だ。
妖精	地の妖精（スオーロ）＝イタリア語で「土」より 風の妖精（ヴィエーチル）＝ロシア語で「風」より 水の妖精（ヒュドール）＝ギリシア語で「水」より 火の妖精（イグニス）＝ラテン語で「火」より そのまんまや！(^^;) 共に仲よくなっており、彼らに手助けしてもらう魔法も充分使える。 このほかにも、星の妖精、花の妖精、虹の妖精など何人かの妖精が物語に登場する。
妖怪	妖精に対して、人間に悪い影響を及ぼすものを妖怪として区別している。 （元は同じモノノケ） 妖怪の中にはミリーの説得で改心してその後妖精となったものもいる。 ※妖精と妖怪の関係は醗酵と腐敗の関係に等しい。
魔導書 「コクリノミコン」	修行に出るときに師匠から貰った唯一のものが魔導書「コクリノミコン」（＝狐狗狸乃勅） 簡単な魔法から高度な魔法、特にモノノケの力を使った魔法のことが書いてある魔法の教科書。
島（ナンタラ島） ＝漢字で書くと「南多良島」	都会から遠く離れた島。近くにもいくつかの島がある。 村はこの群島の中心地で、役所がある。 どこの国かって？ そんなもん知らん！ （無国籍魔法ものですから）
村（ミクラ村） ＝漢字で書くと「御蔵村」	都会からは遠いが、一応役所が或る村なので、訪れる人も多い。 島には、他にもいくつかの村がある。
都会の島 （オーキナ本島） ＝そのまんま。	大きな島。ナンタラ島には連絡船が出ている。