B.B.WAVES★大阪府・上海市
友好提携20周年記念事業

文化交流公演
2000/11/20

by 福 博士 (B TO THE B : WP01937)


守るために、闘う!




結局、あの内閣不信任案決議は何だったんでしょうね?
彼らの言う「命懸けの闘い」「戦争だ!」というのは、所詮「コップの中」。
国の立法府……税金の使い方を決めたり、法律を作るためにみんなで話し合う所……が、あれでは、呆れてしまいます。
貴重な審議時間と、税金を使って、彼らはああいうことをしているわけですね。
実際に、法律の規制や、経済への波及によって、ああいったことは国民の生命や経済状況にかなり深刻に影響してるわけなんですがねえ。
国民としては「何でもええから、早よちゃんとせい!」という一言だけですね。
次の選挙には、皆さん良く考えて投票しましょう!(^^;)


日本の政局が混迷している頃……


B.B.WAVESが珍しく平日の晩に2日続けて大阪でミニライブを行いました。
週末や連休などではスケジュール的に行きにくい私ですが、今回は平日ということで、2日とも参加することが出来ました。

……でも、カネの無い時期ですねー。(^^;)
とりあえず交通費捻出のために、夕食費を削って……と。(^^;)

★大阪府・上海市友好提携20周年記念事業
・文化交流公演2


国の第二の都市であり、商業都市であるという共通点を持つ2つの都市が友好都市関係を結んで20年になりました。
今回のイベントはそれを記念して行われたもので、ダンスを通じて2都市の交流関係を深めようと企画されたものです。

中国側からは第一部に「上海歌舞団」という総合舞台芸術団体が出演、日本側からは第二部としてB.B.WAVESが出演しました。
面白いので、パンフレットから中国語での紹介を抜粋します。

●概要:上海歌舞団和B.B.WAVES(沖縄Actours School)総合演出、以青年人為中心通過歌舞促進友好交流。

●B.B.WAVES:是培育出安室奈美恵和SPEED等著名歌手的(沖縄Actours School)的最有代表性的歌組。



会場の厚生年金会館に着くと長蛇の列! なんとダフ屋まで!
……ええっ!(^^;)そんなに人気あったの?……でもなんか変?
良く見ると、大ホールで「パフィー」のコンサートなのでした……
あー、ビックリしたー。(^^;)

階段を上ってホールの前に行くと、ポツポツと列が。あ、最前列はいつもの家族です。凄いなあ。(^^;)
ただ、今回は普通の府民の方々が多く、いつもとはちょっと違う客層です。
外の階段側にはもう一つ列が。何だろうと思うと、「生徒列」!
そうMWPの生徒たちが並んでいまして、みんな2階席に行くようです。
お、良く見ると、MBSのニュースで報道されていた関西BBメンバーの子もいます。目立つなあ、やっぱり。

ファン仲間と入場人数を融通しあったりしているうちに、開場。……って、また一般券で入った生徒たち、走ります。こらあー、オヂサンたちの言うこと聞いてゆっくり歩きなさいって。(^^;)

で、仲間同志席を確保しあったりしました。
今回は、上手一杯の前から2列目。ただしオケピのすぐ前なので、実質的には最前列です。
……実は、関西BBの出番があると信じていましたので、この位置は、とあるメンバー狙いだったんです。「Take OFF!」を期待して。

右前の席には、女子高生の一団が陣取っていまして、コレはBoys狙いでした。


第一部の「上海歌舞団」の公演ですが、結構これは見応えがありました。
中国少数民族の伝統舞踊(雲南地方とか?)や、現代創作舞踊など様々なジャンルがありました。
特に現代創作舞踊などは、武術風のもの、体操や新体操の技を取り入れたタイプ、身体の線を強調したダンスなどインスパイアされる部分もあったと思います。
敦煌の遺跡に見られるような伝統的衣装の踊りや、甲骨文字をテーマにした踊り、そして秦の始皇帝の墓にあった「兵馬俑」をモチーフにしたダンスなど。
創作系ダンスの音楽は、70年代にモーグシンセサンザーが出始めた頃の冨田勲サウンドのような曲でした。
ソロの歌では、文化大革命から80年代にかけて辺りのイメージのある歌でしたね。
非常に前進的で勇ましい歌詞を、高音の旋律で表現してました。
私が訪中した83年頃にも、まだこんな歌がテープで売ってましたね。

また、チャルメラの演奏なども披露されましたが、いずれも技術レベルが極めて高く、「この後のBBはやりにくいやろうなあ〜」と思った程です。
流石に上海の代表として海を渡ってきただけのことはあります。

休憩を挟んで、いよいよ第二部。
司会者のMBSのアナウンサーの人にも拍手が出るほど、場内は興奮してきました。


1.序
(曲名不明/健)


幕が開くと、いきなり横笛の音が。
「え?」
と思っていると、コレが和風の舞台背景に和服姿の横笛演奏に合わせて、健がダンスを舞います。
こんな演出は初めて見ました!オドロキです。
日本代表ということで、和楽器演奏のグループとのコラボレーションとか。

2.We can't stop the music
(健・篤・佑太・裕希・琢朗)


続けて、Boysのパワフルなナンバー。
今回はマーくんが来ていないので、5人編成です。
なかなか魅せます。女の子ファンがチョー興奮してます。(^^;)
彼らは、益々たくましくなってきてますねー。

3.つつみ込むように……
(麻衣子・和華子)


続いてワカマイによるMISIAのナンバーから。
素晴らしい!
夏のコンサートの頃から、特にマイチンが素晴らしいです。
聞き惚れてしまいます。
思わず、ステージの目の前に来たマイチンに手を振ってしまいました。(^^;)
この時のMC(もちろん、アンナさんのカゲアナ)で重大な発表がありました。
それは、B.B.WAVESのために作られたレコードレーベル「ドリームワンレコード」からトップを切って麻衣子さんが日米同時デビューする……。
昨年春頃から始動し、一端中断していたオリジナルレーベル立ち上げが、いよいよ動き出すようです!

4.Music 4 the people
(健/篤・佑太・裕希・琢朗)


再び、Boys。
裕希・佑太がいいですねー。ダンスにオリジナリティを感じます。
カッコイイです。

5.JOY
(麻衣子/和華子・アリサ・沙樹・清香・文子・李乃)


そしまたてワカマイです。
曲のサビから、ソングチームがバックコーラスに入ります。

この歌と、そして先ほどの「つつみ込むように……」の両方に共通する歌詞があります。
それは、「あなたを守りたい」……
最近特に思うんですが、ワカマイは、ソロで歌うときより、バックにBBメンバーを率いていて歌うときの方が良いような気がします。
なんでかなあ〜、と思ったんですが、これは彼女たちの「母性」から来る優しさ、強さなんじゃないかと思います。
「母性の強さ」……それは、「守るために、闘う」ことです。
BBのメンバー、アクターズの生徒たちを率いている時、まさに彼女たちは子供たちを守るために先頭に立ってBattleをしているのです。
そしてオリジナルレーベルでの先陣を切ってのデビュー。
単にメンバーのリーダーとしてだけでなく、インストラクターとしても子供たちを育て、守る立場にあるわけですから、なおさらです。
そういった意味をも感じとり、この「JOY」は感動しました。
照明効果も美しく、際だっていました。

6.J.J.REMIX
(全員/{麻衣子・和華子・アリサ以外})


ダンスナンバーです。
次々と繰り出されるダンス。
特に今回は、私の席の前近くに来たメンバーに注目していました。
奈々さん、素敵です。
恵人、パワフルでかっこいいです。
はるP、笑顔が最高です。
李乃、やっぱり迫力です。

7.Joyful,Joyful
(全員)


虐げられていた黒人たちの間で歌われたゴスペルナンバー、という紹介がありました。
フルパワーによる大迫力の歌声は、感動モノですね。
今回は、メンバー的にも人数も多く、猛烈な力を感じました。
最近思ったこと……B.B.WAVESのライブを目の前で見ていると、それはもう「見てる」とか「聴いてる」とかいうレベルではなく「受けてる、浴びてる」という感じがしますね。
彼女たちから放射される猛烈なパワーを全身で浴びてる感じ。
「被曝してる」(^^;)という感じです。

8.Black Panther
(健)


なんと!
和太鼓とダンスのコラボレーション!
凄い、新しい試みです!
和太鼓と言っても、16ビートの早いテンポですから、健のダンスも冴えています。
黒豹をイメージした衣装やメイクもカッコ良く、素晴らしいです。
以前、私は「Face The World」のレポを書いたとき、「世界に通用する為には、まず自分の国のアイデンティティを確立することが課題」だと書きました。まさに、それです。
今後、こういった取組みをし、オリジナリティを持って出て行けば、世界的にも通用するアーチストになって行けると思います。
まさしく、世界のOnly Oneを目指して。

これは個人的な提案ですが、MWP大阪校は天満橋にありますよね。
天満と言えば、天神さん。……私が生まれてすぐにお宮参りをした神社ですが……この天神祭の際に演奏される地車囃子(だんじりばやし)が、全国でも希ではないかと思うほど早いビートなんです。
沖縄よりも暑い大阪の夏を乗り切るため、大阪人は昔から、一年で最も暑い日にこの高速のビートに身を委ね、踊って汗をかくのです。
この伝統的な天神祭の地車囃子とのコラボレーションを、一度見てみたいですねー。
どこかの企業の船渡御(ふなとぎょ=天神祭の際の船上での祭)あたりで企画してみたいところです。※スポンサー募集。(^^;) (c)はかせ

そういうと、先日、世界のトップデザイナー、コシノヒロコ・ジュンコ・ミチコの3姉妹が出身地である大阪・泉南の岸和田市で合同ファッションショーを開いたそうですが、その時、「和」をテーマとし、岸和田の「だんじり囃子」をバックに披露されたそうです。
世界で活躍する超一流の芸術家でも、やはり出身国の伝統文化は大事にするものですね。

おっと、話題がそれました……。(^^;)


この後、全出演者が登場して仲よく挨拶。


さて、幕が降りてMCさんが登場しても、会場からはアンコールが。(^^;)
まあ、でもこれは出来ません。仕方ないですね。


ということで、閉幕しましたが、「大阪と上海」がテーマだったのに、関西BBが出演しませんでした。これは意外でした。

そーゆーと、上海側も当初予定されていた上海東方TV所属の「上海青春舞踊団」から今回の出演チームに変更されたため、「若さの競演」というステージイベントのサブタイトルが外されました。
まあ、色々な事情があったと理解しますが、ちょっとテーマ性が削がれた気がしますね。「大阪と上海の若いダンスユニットの競演」から「日中の実力のある舞踊団の交流公演」に様替わりしたワケです。
まあ、いいんですけどねー。

ただ、今後の関西BBメンバーの経験値を上げるため、こういったイベントにはマメに出演して欲しいですねー、ファンとしては。(^^;)


【翌日のイベントにも行く!→】


【今日だけにする】