SPEED4タイトル

内容紹介=予告編


設定世界は近未来の日本。
ただ、科学技術だけでなく、魔法も問題解決の方法論として、少しは認められている世界。(現代の「占い」や「漢方薬」みたいに)
魔女見習修業中の4人は、都会で一緒に暮らしながら頑張っています。
しかしちょっとしたことでケンカしてしまい、心がバラバラに。
そんなとき、メンバーの一人が乗り合わせた超電導特急がサイバーテロに遭い、乗客を乗せたまま暴走します。
4人はそれぞれの方法でこれを助けようとしますが……。

 

風を切り、突っ走る蒼いライン……「中央新幹線イナズマ号

仁絵ガード下のモバイルから顔を上げ、はっとする仁絵

……おかしいよ、この信号

SPEED のダンスが炸裂!

海岸近くの白い砂浜。4人が踊り狂っている。

その横にあるコンクリート製の軌道。猛然と走ってくるイナズマ号!

サイバーテロによって暴走するリニア新幹線!

間一髪、支線に入った先行車両をかすめて走り去るイナズマ号。

 

超電導リニア サイバーテロ 道教 甲府管制室 言霊 音速の1/2 トロイの木馬
導引
ジョセフソン結合素子 逐怪破邪符 宮崎実験センター 嘉手納宇宙港
減圧海底トンネル
タリスマン 液体ヘリウム超電導コイル冷却装置 人工知能

 

多香子パニックと化した車内。わめく小学生の集団。

乗客を安全に救助する方法はあるのか?

多香子、お札に気合いをいれるが……何も起こらない。「あれ?(^^;)」

 

高速でジャンクションを駆け抜けるイナズマ号。

イナズマ号は超電導浮上走行で、時速500キロを維持したままだ。

 

SPEED の練習室。4人の指先がさっと天を差す。汗が飛び散る。

少女たちの瞳……それの見つめる先は何があるのか?

 

中央管制室・管制官がインカムを放り投げて叫ぶ。

「そうだよ! ライジンGだ!」

絵理子

絵理子が相手の目を見つめて言う……

だから、判って欲しいの

一筋の涙が光る。

 

黄色い車体。発車体制の超高速試験車両「ライジンG」

コックピットの男が監視カメラにサムアップする。

「行くぞ!」

SPEED の激しいステップ! 力強いボーカル!

 

止まらない 止められない

この心の激しい叫びを Nonstop

瞳に込めた光の力は 未来を見据えて

Look Through The Future

寛子走る 走り続ける

海を目指して 藍を目指して Toward The Blue

愛しいほどの情熱 溢れ出る躍動 Burn'in Heart

きっと、あなたに辿り着きたい。

きっと、思いを届けたい。

いつか 心を一つに合わせ 朝焼けの中 抱き合っていたい

Nonstop, Nonstop, Nonstop Motion

Nonstop, Nonstop, Nonstop Emotion

Nonstop, Nonstop, Nonstop Moving

白い砂浜 青い空 あなたへ届け!

 

後続する「ライジンG」のハッチから身を伸ばすパイロット。

指先が、「イナズマ055」のハッチに届くのか……?

 

広々と青い海原を背景に、風を巻き上げ、うなりを上げて走るイナズマ号。

多香子が思わず叫ぶ。

あなたは生き残って下さい!

風圧で、その長い黒髪がなびく。

 

「魔法のビート★ミ SPEED4

〜バク走! 超特急は止まらない〜」

オイドロイド発行「宇宙でポップ」に掲載!!

 

寛子のひきつった表情。

……だめ、もう止まらない……


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